2008.4.22+旅5
ってことでウィーン旅の回想録もこれで最終回です。
長々とお付き合いありがとうございました!
こんなに長くやることもなかったですけどね〜(おい)
ブルク劇場/Burgtheater(ブルクテアター)
旅日記のトリを飾るのはブルク劇場です。
ドイツ語圏の演劇界で最高峰の劇場なのだそうです。
オペラ座よりもゴージャスだと聞き、ぜひ行ってみたい、と
ネットで直接予約(ドイツ語オンリー・・格闘は必至)。
ブルク劇場とオペラ座とフォルクスオパーはオペラ座前の
公式のボックスオフィスでチケット受け取りができて便利です。
ここでシェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」の現代劇を
観ました。どうしてもカエサルと呼んでしまう私(笑)
ドイツ語わからないし、なじみのある内容なので、これにしました。
あとブルク劇場は人気があって他の演目はほとんど売り切れ、
これは人気がないのか、けっこう残っていた。内容、暗いしね・・・
劇はとても面白かったです。言葉はわからなくても、力の入った
声や演技は人を惹きつけます。やはり演劇は面白いなあ。
さて、今回の旅で私の心をつかんで離さなかった美しきブルク劇場。
ヨーロッパで一番美しい劇場とも言われています。
開演前、まだ明るい時間(と言っても夜8時前)に正面階段を見学。
天井が高く、有名な初期クリムトの天井画ももちろん豪華で美しいのですが
感動と言うほどでもなく、立派だな、綺麗だな、と思った程度でした。
しかし夜も更け、幕間に再び訪れたそこは別世界でした。
あれ・・?さっきと違う・・・!?と、景色の違いに
違和感を覚えつつ、さっきの正面階段の方へと歩いていくと、
見たこともない幻想空間が広がり、身震いがしたのでありました。
ワンダフルぜよ〜!
ビューティフルぜよ〜〜!
エキサイティングぜよ〜〜〜!
私の心の土佐3兄弟も大興奮!なんて冗談はともかく、
夜の魔法にかけられた美しい景色にすっかり魅了された私は、
鳥肌をさすりつつ、しばらく階段の中央で立ちつくしていました。
私はきっと巨大な宝石箱にでも放り込まれたのでしょう。
ただただ圧倒されるばかり。こんな景色は見たことがない。
幕間もオペラ座とは違ってオシャレで美しい人々がたくさんいて、
いかにも観光客って人もいないし、漂う空気もなんだか重厚で、
背中がピッとなります。他のとことは違う緊張感がありました。
なので、つい気後れして、あまり写真が撮れなかった。
劇が終わり、真っ先にこの正面階段に戻って、また眺めていました。
許されるなら、ずっとここにいたかった。
劇場の幻想に酔いながら、劇場前に並んでいるタクシーに
乗り込み、帰り先のホテル名を告げると、運転手がお茶目に
「ウィーンの?東京の?」と聞くので、笑ってしまった。
東京の、って言ったら連れて行ってくれたのかなあ。
タクシーの窓から、ただぼんやりと、夜の町並みを見ていました。
美しくライトアップされた町は、美しすぎて現実味がありません。
長い長い、夢を見ているようでした。

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